青梅とは?効果・効能やおすすめのレシピ、使うときの注意点を紹介!

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青梅とは?効果・効能やおすすめのレシピ、使うときの注意点を紹介!

毎年、梅雨の時期になると、スーパーや青果店に梅が出回ります。

梅が市場に出回る6月頃に旬を迎えるのは、梅は梅でも「青梅(あおうめ)」です。

梅干しのことは知っていても、青梅についてあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。

緑色が特徴的な青梅は、爽やかな酸味とみずみずしい味わいが特徴的な梅です。

オレンジ色の完熟梅とは主な使い方が異なり、梅酒や梅シロップに用いられることが多いです。

さまざまな効果効能があるため、青梅を使った料理はとても人気があります。

本記事では、青梅とはどんな梅のことなのか、効果・効能やおすすめのレシピをご紹介していきます。

青梅の使い方に関する注意点も解説しますので、ぜひ参考にされてください。

梅流し

青梅(あおうめ)とは

青梅とは、まだ熟していない青い状態の梅の実のことです。

青梅の読み方は「あおうめ」であり、東京都の市・青梅(おうめ)とは異なります。

梅の旬は5月〜7月ですが、青梅は市場に出回りはじめる最初に店頭に並ぶ梅です。

オレンジ色に熟した完熟梅は果実感のある味わいですが、青梅は爽やかな酸味のあるみずみずしい味わいが特徴的です。

また、収穫方法についても、完熟梅は自然落下させるのが一般的ですが、青梅は一つ一つ手でもぎ取って収穫されます。

青梅を始め、梅の収穫量は和歌山県が日本一で知られています。

和歌山県は、昭和40年から59年連続で梅の収穫量全国1位を維持しており、中でも最高級ブランドの南高梅が人気です。

出典:農林水産省「梅の季節到来!さっぱり梅酒や梅ジュースで暑い夏を乗り切ろう!」

出典:テレビ和歌山「和歌山県 うめ収穫量 59年連続で全国1位 台風や豪雨による影響や生産者の高齢化による廃園などで前年比-5%」

青梅の嬉しい効果・効能

青梅は美味しいだけでなく、健康や美容に嬉しい効果・効能がたくさんあります。

ここでは、青梅に含まれている成分や効果を詳しく解説していきます。

疲労回復

青梅は夏バテや冬の寒暖差などで疲れが取れないという人におすすめします。

なぜなら、青梅に含まれるクエン酸には疲労回復効果があるからです。

クエン酸は、激しい運動時に発生する疲労物質の乳酸を分解する作用があります。

近年では、必ずしも乳酸が疲労の原因になるとは限らないと考えられており、体のpHが酸性に傾くことも要因の一つとされています。

クエン酸自体は酸性の物質ですが、体内に入るとアルカリ性に変化するため、体のpHを正常な状態に維持してくれるのです。

出典:和歌山県農林水産部「和歌山県産食材機能性ガイド(第三版)」

出典:CiNii Research「梅に関する研究」

胃腸の健康・食中毒の予防

青梅を料理に用いることが、胃腸の健康や食中毒の予防につながります。

梅に含まれるクエン酸には強い殺菌作用があり、黄色ブドウ球菌や病原性大腸菌(O-157)の増殖を抑制する働きをしてくれるのです。

また、梅に含まれる「梅リグナン」という成分が、胃炎や十二指腸潰瘍、胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の活性を抑制することも研究で分かっています。

さらに、クエン酸には腸の働きを活発にする作用もあるため、便秘解消に有効です。

出典:和歌山県農林水産部「和歌山県産食材機能性ガイド(第三版)」

出典:JA紀州 みなべいなみ梅部会「梅の効能」

血液の健康

梅に含まれるクエン酸は、血液のpHを弱アルカリ性に保つ役割を果たしてくれます。

血液が酸性に偏りすぎると、血液はドロドロになり、流れにくい状態になってしまいます。

梅にはクエン酸の他、アルカリ性ミネラルや有機酸など、血液をサラサラにする成分が多く含まれているのです。

酸性食品を頻繁に摂取すると、カロリーや脂肪の摂取量も多くなりやすく、生活習慣病にもつながります。

酸性食品の代表として、肉や魚、卵、穀物、砂糖などが挙げられます。

これらの食品をよく食べる人は、梅のようなアルカリ性食品を意識的に摂ると良いです。

出典:和歌山県農林水産部「和歌山県産食材機能性ガイド(第三版)」

出典:JA紀州 みなべいなみ梅部会「梅の効能」

風邪予防

梅に含まれるポリフェノールには抗ウイルス作用があるため、風邪や感染症予防に効果的です。

梅酢から抽出されたポリフェノールには、インフルエンザウイルスの増殖を抑え、感染力を失わせる作用があることが研究で明らかにされています。

風邪やインフルエンザ予防をしたい時は、青梅を使ったドリンクを飲んだり、梅エキスを薄めた水でうがいをしたりすると良いです。

出典:和歌山県農林水産部「和歌山県産食材機能性ガイド(第三版)」

出典:紀州田辺うめ振興協議会「梅の効用」

糖尿病予防

青梅は血糖値が気になる方や糖尿病予防に気を遣う方にもおすすめの食材です。

梅に含まれるオレアノール酸には、食後の急激な血糖値上昇を抑える作用があります。

炭水化物を摂取すると、α-グルコシダーゼという成分の働きで単糖類にまで分解され、体内に吸収されます。

オレアノール酸には、このα-グルコシダーゼの吸収を緩やかにする効果があるのです。

和歌山県みなべ町は、梅に含まれるオレアノール酸を「α-グルコシダーゼ阻害剤」として特許を取得しています。

出典:和歌山県農林水産部「和歌山県産食材機能性ガイド(第三版)」

出典:農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター「 αグルコシダーゼ阻害作用を有する桑葉の糖尿病予防食素 材への可能性」

むくみ予防

食塩から摂取されることの多いナトリウムは、過剰に摂取するとむくみの原因になります。

梅には、ミネラルの一種であるカリウムが多く含まれています。

カリウムはナトリウムの排出を促進する作用のある成分ですので、梅を食べることがむくみ予防に繋がるのです。

「梅干しは塩分やナトリウムの量が多い」という印象を持つ人も多いと思います。

梅干しには食塩が含まれますが、塩漬け加工を行わない青梅や梅エキス、梅酒には食塩は含まれません。

ですので、青梅は塩分が気になる人にもおすすめできます。

出典:和歌山県農林水産部「和歌山県産食材機能性ガイド(第三版)」

出典:e-ヘルスネット(厚生労働省)「ナトリウム」

青梅を使うときの注意点

青梅はドリンクにする、料理の調味料として使うなど、使い道がたくさんあります。

美味しくて健康に良い青梅ですが、使用するときは2つの点に注意しなければなりません。

使う前に下準備が必要

青梅を使う前に、アク抜きやヘタ取りなどの下準備が必要です。

梅は未熟なものほどアクが多く含まれているため、まだ青い状態の梅はアク抜きをしなければなりません。

また、青梅のヘタはエグみや渋みの原因となるため、取り除くことが推奨されています。

青梅のアク抜きの方法は、軽く水洗いした後、約1時間程度水に浸けておくというものです。

ヘタ取りには竹串を用い、先端でなり口のヘタを持ち上げれば簡単に取れます。

生食はNG

青梅には中毒を起こす可能性がある「アミグダリン」という物質が含まれています。

そのため、青梅を生食すると腹痛や下痢を起こすことがあるのです。

アミグダリンは梅が熟すにつれて少なくなり、加熱や塩漬け・砂糖漬けにするなど加工する過程で毒性を失います。

青梅を食べる際は、生食を避け、必ず加工してドリンクや料理に用いるようにしてください。

出典:JAグループ「うめ(青梅)|とれたて大百科|食や農を学ぶ」

出典:紀州梅の会「梅加工マニュアル」

青梅の使い方は?おすすめのレシピ5選

それではいよいよ、青梅の使い方をご紹介していきます。

今回参考にしていただく青梅を使ったレシピは、全部で5つです。

  • 梅酒
  • 梅シロップ
  • 梅ジャム
  • カリカリ漬け
  • 甘露煮

以下で詳しく解説します。

梅酒

梅仕事の定番中の定番、初心者でも失敗しづらい梅酒の作り方です。

<準備するもの>

・青梅……1kg

・氷砂糖……800g(600~1㎏で調整)

・焼酎……1.8L

・殺菌消毒した保存容器

用意するお酒はホワイトリカーやウイスキーなど、アルコール20℃以上のものが必要です。

<手順>

  1. 青梅のアク抜きをおこない、ヘタ取りをします。
  2. 殺菌消毒した保存容器に、青梅と氷砂糖を交互に入れていきます。
  3. 2の上から焼酎を注ぎ、フタを閉めて冷暗所で保管してください。
  4. 時どき保存容器を動かし、氷砂糖を溶かします。
  5. 約3ヵ月後に完成です。

青梅を入れた状態で半年以上寝かせると、コクやうま味が増してより美味しくなります。

1年以上熟成させる場合は、1年経過したら梅の実を取り出してください。

梅シロップ

梅ジュースや梅ソーダなど、ドリンクにアレンジできる梅シロップの作り方です。

<準備するもの>

・青梅……1kg

・氷砂糖……1㎏

・殺菌消毒した保存容器

・厚手のジップロック

氷砂糖を青梅と同量入れるため、保存容器は3L瓶がおすすめです。

<手順>

  1. 梅を水洗いして水気を切り、ジップロックに入れて約1日冷凍保存します。
  2. 殺菌消毒した保存容器に梅と氷砂糖を交互に入れ、フタを閉めます。
  3. 梅が解凍し始めたら、時々容器を動かして砂糖を溶かしてください。
  4. 1週間程度で完成です。梅の実を取り出し、シロップを別の容器に入れ替えます。
  5. 冷蔵庫に保存し、半年を目安に使い切ってください。

梅を冷凍した方が、表面にヒビが入って果汁が出やすくなるため、失敗が少ないです。

梅ジャム

パンやヨーグルトとの相性抜群の梅ジャムの作り方です。

<準備するもの>

・青梅……1kg

・砂糖……1㎏

・殺菌消毒した保存容器

・ビニール袋

砂糖の量は800g以上を目安に、お好みで調節してください。

<手順>

  1. 梅のアク抜きやヘタ取りをおこない、ビニール袋に入れて約1日冷凍庫で保存します。
  2. 解凍した梅に包丁で切れ目を入れ、鍋に砂糖の1/2量を入れて中火で加熱します。
  3. 水分が出て果肉が溶けるまでほぐし、種を取り除いてください。
  4. 残りの砂糖を入れ、弱火でとろみが出るまで約20分煮詰めます。
  5. 火を止め、粗熱が冷めたら殺菌消毒した保存容器に移します。

冷蔵庫で保存すれば約1年持ちますが、開封した場合はなるべく早く食べきってください。

カリカリ漬け

ご飯のおかずやおつまみ、お茶請けとして活用できるカリカリ漬けです。

<準備するもの>

・青梅……1kg

・粗塩……100g+30g

・赤紫蘇……300g

・氷砂糖……200g

・殺菌消毒した保存容器

・押しブタ

・重石(2㎏)

カリカリした食感に仕上げるために、硬さのある青梅を選んでください。

<手順>

  1. 青梅のアク抜きとヘタ取りをおこないます。
  2. 梅を一周するように切れ目を入れ、梅の実を6等分にします。
  3. 殺菌消毒した保存容器に粗塩を少し振りかけ、2の梅の実を少量入れてください。
  4. 3を繰り返して梅を入れ終えたら、残りの粗塩を振りかけます。
  5. 4に押しブタをして重石をのせ、容器を密封します。
  6. 3日後くらいに梅酢が上がるので、重石を取ってください。
  7. 赤紫蘇を丁寧に洗い、ボウルに入れて粗塩(15g)をまぶします。
  8. 7を手もみでアクを出し、汁を捨てます。
  9. 再度、粗塩(15g)を振って揉み、汁を捨ててください。
  10. 9に梅酢を100ml加えてほぐし、氷砂糖と一緒に容器に入れて2〜3日寝かせます。
  11. 時どき容器を動かして氷砂糖を溶かし、さらに5日程度寝かせます。
  12. 氷砂糖が溶けたら、そのまま別の容器に入れ替え、冷蔵庫で保管してください。

1ヶ月程度寝かせると美味しく仕上がります。

甘露煮

青梅の酸味と風味が上品な甘露煮です。

<準備するもの>

・青梅……700g

・砂糖……560g

・ガーゼ……数枚

・殺菌消毒した保存容器

砂糖は梅の重量の80%を目安にします。

<手順>

  1. 青梅のアク抜きやヘタ取りを行い、フォークやピックなどで20箇所弱の穴を開けます。
  2. 鍋に1を入れ、隠れるぐらいの水を入れて加熱します。
  3. かき混ぜながら沸騰しない程度に熱し、2〜3回水を替えてください。
  4. 梅の水気を切り、再度鍋に入れて水1Lと砂糖の1/3量を加えて弱火で加熱します。
  5. ガーゼを被せて5分加熱し、砂糖の1/3量を加えて5分加熱します。
  6. 残りの砂糖をすべて加えて5分加熱したら、火を止めて保存容器に移してください。
  7. ガーゼの上から煮汁を注ぎ、冷めたら冷蔵庫で保存します。

最後に注ぐ煮汁は、軽く沸騰させておくと良いです。

良い青梅の選び方・見分け方

青梅を選ぶ際にはちょっとしたコツがあります。

良い青梅の選び方、見分け方を知っておけば、スーパーや青果店で青梅を購入する際に失敗が少なくなります。

青梅を選ぶ時は、果皮に弾力があること、鮮やかな緑色をしていること、傷がないことを確認することが大切です。

梅の実に傷があると、変色やカビの原因になることがあります。

梅酒や梅シロップを作る際に失敗しないよう、青梅の選び方や見分け方を意識して選ぶようにしてください。

青梅の保存方法

冷暗所で保存し、購入後はなるべく早く利用するようにしてください。

青梅は常温のまま保存しておくと黄色く熟していき、2〜3日で完熟梅へと変化します。

青梅のままドリンクや料理に使用したい場合は、密封した容器やジップロックに入れて冷蔵庫で保存するのが良いです。

梅シロップや梅ジャムを作る予定があれば、冷凍保存する方法もあります。

ただし、冷蔵庫や冷凍庫で保存しても熟度が進むことがあるため、早めに加工するのがベターです。

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本記事では、青梅とは何か、効果・効能やおすすめのレシピをご紹介しました。

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