【梅干しの塩分】梅干し1個あたりの塩分量・1日の塩分標準量や安心して食べる方法は?

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梅干しはおにぎりの具やお弁当によく使われますが、健康を考慮すると気になるのはその塩分量です。

梅干しは他の食品と比べて塩分量が高いため、塩分量を気にしている方は「体に悪いのではないか」と考えている方も多いです。

しかし、梅干しには多くの栄養素が含まれており、ストレスやダイエットにも効果があると言われています。

塩分量を気にしている方でも、1日の個数を守ることで美味しく、より多くの栄養素を得ることができます。

今回の記事では、梅干しに含まれる塩分量や1日の摂取としておすすめ塩分量について解説しています。梅干しの塩分量が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

梅流し

梅干しの塩分は種類によって違う!塩分濃度・1個あたりの塩分量は?

梅干しの塩分濃度は種類により異なりますが、7〜20%程度のものが多いです。

一部では7%程度の低塩タイプがあります。それに対して、伝統的な製法を用いられた梅干しのなかには塩分濃度が20%に達するものもあります。

塩分濃度は梅干しを作る際に行われる「塩漬け」にて、調整することができます。

市販の梅干しであれば塩分濃度が表記されているものが多いので、購入する際に確認してください。

また、塩分量は1〜3g程度です。

塩分量・塩分濃度は梅干しの種類によっても異なるため、以下で種類ごとの塩分量・塩分濃度について解説します。

白干し梅

1粒あたりの食べられる部分が12gの場合、塩分量は約2〜3gになります。

塩辛くて酸っぱい白梅干しは塩分濃度が高く、20%程度あります。

白梅干しとは、梅と塩のみを用いて昔ながらの方法で作られたものです。

プラムレディで作っているおばあちゃん家の梅は、梅・塩・しそ で漬けこんでいるため、塩辛くて昔懐かしい味わいが特徴です。

赤しそ漬け

1粒あたりの食べられる部分が12gの場合、塩分量は約1gになります。

塩分濃度は15~20%程度で、比較的低めです。

赤しそ漬けとは、白梅干しに赤しそを加えて漬けたもので、その色鮮やかな赤色が特徴です。

市販品では、しそ風味の調味液に漬け込むタイプが主流となっています。

プラムレディでも紀州しそ漬梅を販売しているため、塩分量が気になる方にはおすすめです。

はちみつ漬け

1粒あたりの食べられる部分が12gの場合、塩分量は約0.8gとなり、他の種類に比べてかなり少ないです。

はちみつ漬けの梅干しは、白梅干しから少し塩分を抜いて調味液に漬け込むため、塩分濃度が比較的低い8%程度となっています。

はちみつ漬けの梅干しは、はちみつ特有のまろやかな甘さから人気があります。

プラムレディで作られているはちみつ梅では、塩分量を気にせず美味しく食べたい方におすすめです。

かつお梅

1粒あたりの食べられる部分が12gの場合、塩分量は約1gになります。

市販のかつお梅は調味液に漬けて作られており、塩分濃度は一般的に10%程度です。

かつお梅とは、小粒の梅に刻んだ赤しそとかつお節を組み合わせたものです。

かつお節から引き出される旨みが深い風味を生み出しており、その豊かな味わいから多くの人々に人気があります。

プラムレディで作られている紀州梅干しかつおは、南高梅の小粒に鰹節ときざみしそを合わせています。ぜひ一度お手に取ってみてください

焼き梅

1粒あたりの食べられる部分が12gの場合、塩分量は約1.4gとなります。

焼き梅は、一般的な調味梅干しに比べて塩分濃度がやや高く、13%程度です。

焼き梅は、梅干しを焼くことで「ムメフラール」や「バニリン」といった、体に良い成分がプラスされます。

これらの成分にはダイエット効果があると言われているため、若い方に人気です。

ただし、健康に良いからと過剰に摂取すると塩分過多になるので注意してください。

プラムレディでは、紀州焼き梅干しを作っています。血流改善に効果があるため、ぜひ試してください。

1日に必要な塩分の標準量はどれくらい?

健康な成人が1日に摂取すべき推奨塩分摂取量は、男性であれば7.5g未満、女性では6.5g未満となっています。

梅干しには健康に良い成分が含まれていますが、だからといって過剰に摂取すると、塩分過多になる可能性があります。

そのため、1日に食べる梅干しは2,3粒程度にするのがおすすめです。

梅干しは塩分以外に栄養が含まれている?

梅干しに含まれているのは塩分だけではありません。

クエン酸やリンゴ酸などの有機酸に加え、ビタミンB群やβカロテンなどが含まれています。

有機酸は「キレート作用」といって、カルシウムやミネラル類の吸収を助ける働きがあることが知られています。

さらに梅干しの栄養素を詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧下さい。

参考:梅干しの栄養は?梅干しに含まれている栄養素と梅干しの選び方について解説

肝臓に良い噂は本当?

梅干しが肝臓に及ぼす影響は非常に大きいです。

梅干しに含まれる有機酸は、アルコールの解毒を加速するという効果が期待できます。

したがって、飲酒後に梅干しを摂取すると二日酔い防止に良いです。

また、日本最古の医学書「医心方」には「梅は三毒を断つ」と記されています。

ここでの三毒とは食中毒、日射病、水あたりを指し、これらに対する有機酸の効果が古くから認識されているのです。

事実、梅干しには細菌の増殖を抑えて食中毒を予防するベンズアルデヒドという成分が含まれています。

その他にも、梅干しには体にとって有益な効果が多く見込まれます。

塩分の摂取を適度に保つことを念頭に置きつつ、日々梅干しから得られる栄養素を摂取してください。

梅干しの塩分を摂り過ぎたら病気になる?

どのような食材でも、過度の摂取は健康に良くありません。

梅干しの健康効果を期待して過剰に食べると、結果として塩分を摂り過ぎてしまう恐れがあります。

しかし、適切な量を保つために注意を払い、1日1粒のように食べる量を制限すれば、梅干しの過剰摂取は問題とはなりません。

この制限内であれば、梅干しの健康効果を期待して摂取することができます。

白干し梅の塩分を控えたい時のおすすめ方法

白干し梅の塩分を摂り過ぎないようにするには、いくつか方法があります。

  • 水で洗う
  • 水やぬるま湯に漬けて塩抜きする
  • 煮物などの風味付けとして使う
  • はちみつに漬ける
  • 料理のアクセントとして使う

以下で、梅干しの塩分を抑える方法について具体的な例を挙げて解説します。

水で洗う

梅干しの塩分を抑えるためには、水洗いがおすすめです。

梅干しは、水で洗うだけで表面の塩分を落とし、その塩分量をある程度抑制することが可能です。

まずは、梅干しを短時間水で洗い、次にキッチンペーパーなどで水分を拭き取ります。

その後、お皿に盛り付けて食卓に出すと良いです。

水やぬるま湯に漬けて塩抜きする

梅干しを食べるまでに十分な時間がある場合、水またはぬるま湯で塩を抜くのがおすすめです。

少量の塩を加えた水やぬるま湯に梅干しをゆっくりと漬けておくことで、果肉に含まれる塩分も抜くことができます。

毎朝必ず食べるという習慣がある場合や、食べる時間が事前にわかっている場合には、前夜に水に漬けておくというのも一つの方法です。

ただし、塩を抜いた梅干しは長期保存に向かないため、その日のうちに食べ切ることをおすすめします。

煮物などの風味付けとして使う

梅干しはそのまま食べるだけでなく、煮物や炊き込みご飯などの料理に風味付けとして使用するのも一つの方法です。

梅干しの塩分が出汁や調味料に溶け出し、梅風味の味付けに変わります。

一般的ないわしの梅煮だけでなく、他の魚類や鶏肉などとも良く合います。

また、梅特有の酸味が料理をさっぱりとした味わいにしてくれるため、夏場の食欲減退時にも最適です。

はちみつに漬ける

梅干しの塩分を控えるおすすめの方法の一つに、はちみつ漬けにする方法があります。

作り方は以下です。

  1. 市販の梅干しを少量の塩を加えた水やぬるま湯に半日ほど漬けて塩抜きをする。
  2. 塩抜きにした梅干しを密閉容器に入れ、梅干しの全身が浸るくらいのはちみつを加えて1日ほど置く。

これだけで塩分を控えた梅干しのはちみつ漬けが出来上がります。

買ってきた梅干しの塩気が強いときなどにもおすすめです。

ただし、塩分が少なく日持ちがしないため、早めに食べ切るようにして下さい。

塩分を抑えたいなら、プラムレディの「うす塩」の梅干しがおすすめ!

塩分を気にしながらも梅干しを楽しみたい方には、プラムレディの「紀州のうす塩梅」がおすすめです。

「紀州のうす塩梅」は、気になる塩分は控えつつ、梅干しが持つ本来の風味を損なわないよう試行錯誤した末に生まれた梅干しです。

この梅干しは塩分を7%に抑えているため、一般的な梅干しよりも塩分が低いです。

この風味豊かな梅干しは、プラムレディならではなので、ぜひ一度お試しください。