梅干しで熱中症予防!期待できる効果やおすすめの摂取方法を紹介

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梅干しで熱中症予防!期待できる効果やおすすめの摂取方法を紹介

熱中症のピークは7〜8月の暑い時期ですが、実は春も熱中症の危険性があることをご存知でしょうか。

春は寒さが徐々に和らぎ、日によっては気温が高くなるため、熱中症リスクが生じます。

春から夏にかけて、熱中症予防に活用していただきたいのが梅干しです。

梅干しは美味しいだけでなく、さまざまな効果が期待できます。

梅干しは熱中症予防のほかにも、疲労回復効果があるため、夏バテ対策にも最適です。

本記事では、熱中症対策で梅干しに期待できる効果やおすすめの摂取方法をご紹介します。

ご家族の熱中症が心配な方や、外出の機会が多い方、屋外で仕事をされる方は、ぜひ梅干しの熱中症対策を取り入れてください。

梅流し

熱中症とは

熱中症とは、体温を下げるために汗をかき、体内の水分や塩分、ミネラルが減少し、体内に熱がこもることで起こる症状の総称を指します。

恒温動物である人は、環境に左右されず一定の体温を維持する機能を持っているため、暑い夏でも体温上昇を抑えられます。

その一方、体内の水分や塩分が少なくなると、体温調節機能が正常に働かなくなってしまうことがあるのです。

熱中症の代表的な症状に、めまいや立ちくらみ、大量の発汗、筋肉のこむら返りなどが挙げられます。

症状が深刻になると、頭痛や嘔吐、倦怠感が現れることがあり、死に至る可能性もあります。

熱中症が疑われる場合、まずは涼しい場所への避難や体を冷やすこと、水分や塩分を補給することなどの応急処置を行うことが重要です。

出典:環境省熱中症予防情報サイト「熱中症とは何か」

出典:厚生労働省「熱中症予防のために」

熱中症対策には、梅干しがおすすめ

熱中症対策や熱中症が疑われるときには、梅干しを食べるのがおすすめです。

ここでは、梅干しを食べることで期待できる熱中症予防の効果を解説します。

  • ミネラル・塩分の効果
  • クエン酸の効果

以下で、それぞれ詳細に解説するので、ぜひ参考にしてください。

ミネラル・塩分の効果

梅には、カリウムやマグネシウム、リン、ナトリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

梅干しにすることで塩分も加わるため、汗をかくことで失われたミネラルや塩分の補給が効率よくできるのです。

夏場に屋外で仕事をされる方、運動やスポーツをする習慣のある方などは、熱中症対策に梅干しを常備しておくのがおすすめです。

クエン酸の効果

梅干しに含まれるクエン酸には、疲労の原因物質である乳酸を排出する作用があるため、疲労回復に効果的です。

クエン酸は、梅干しのすっぱい成分であり、レモンやオレンジなどの柑橘系にも含まれています。

和歌山県では、梅干しや梅酢ドリンクなど複数の梅加工食品が、機能性表示食品として消費者庁に認可されています。

このように、一部の梅加工食品では、クエン酸が日常生活や運動後の一時的な疲労感を和らげることが報告されていることが明示されているのです。

また、梅干しの効果についてより詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

参考:梅干しの効果・作り方は?保存方法やおすすめのアレンジレシピもご紹介

参考:梅干しの健康効果13選|一緒に食べたいおすすめ食材も紹介

出典:和歌山県農林水産部「和歌山県産食材機能性ガイド」

出典:国立療養所 栗生楽泉園 栄養管理室「楽食だより」

熱中症対策のための梅干しは「水分」と一緒に摂取する

熱中症対策には、塩分やミネラル以外に水分補給も必須です。

そのため、熱中症予防で梅干しを食べるときは、水や麦茶などの飲み物と一緒に摂取するようにしてください。

もちろん、水分の摂取だけでは熱中症予防に対して不十分なため、塩分補給も重要です。

なぜなら、水だけでは体液のpHバランスが維持できず、水分が尿となって排出されてしまう恐れがあるからです。

熱中症予防で飲む飲み物は、カフェインやアルコールを含まないものを選んでください。

また、カフェインやアルコールには利尿作用があるため、水分補給をしてもすぐに排出されてしまうことがあるのです。

例えば、カフェインを含むコーヒーや日本茶、アルコール飲料であるビールやチューハイなどは尿意を感じやすいため避けてください。

出典:神奈川労働局「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」

熱中症対策に役立つ梅干しのアレンジ2選

飲み物と梅干しを同時に持ち歩くのが面倒に感じる方もいるかもしれません。

そんな方におすすめなのが、梅干しを使った自家製ドリンクです。

ドリンクであれば個包装の梅干しを持ち運ぶ必要もなく、水分と塩分が同時に摂取できます。

ここでは、熱中症対策に役立つ梅干しのアレンジレシピ2選をご紹介します。

うめはち麦茶

うめはち麦茶とは、梅干しとはちみつ、麦茶を合わせて作るドリンクです。

麦茶の原料である大麦には身体を冷やす作用があるため、熱中症予防に効果的が期待できます。

また、麦茶はノンカフェインですから、利尿作用で水分が排出されてしまう心配も少ないです。

はちみつを加えることで、ナトリウムと糖分のバランスが整い、水分の吸収率が上がります。

以下で、うめはち麦茶の作り方をご紹介します。

  1. 煮沸消毒した保存容器に、梅干しを適量入れます。
  2. 梅干しが浸るくらいのはちみつを入れて、木べらなどで梅干しをつぶし、3日程度寝かせます。
  3. 2のはちみつを梅干しと一緒に麦茶に混ぜたら完成です。

酸味のある梅干しと甘いはちみつは相性が良いため、熱中症対策の食べ方として非常におすすめです。

よくあるご質問

プラムレディは、和歌山県産の南高梅を主力商品とする梅干しのオンラインストアです。

商品選びをする際、梅干しの選び方や食べ方、食べるタイミングなどで悩まれる方が多く、ご質問をいただくこともあります。

ここでは、よくあるご質問の回答をご紹介します。

熱中症予防の梅干しは何個食べればいいの?

熱中症が心配だからといって、梅干しを一日に何個も食べるのはおすすめできません。

なぜなら、梅干しには塩分が多く含まれているため、食べ過ぎると塩分過多になるからです。

梅干し以外の食品にも、塩分が含まれる食品は多いので、食事全体の塩分量も考慮する必要があります。

推奨塩分摂取量は、男性が7.5g未満、女性が6.5g未満(健康な成人)とされているため、1日2〜3個を目安にしてください。

参考:梅干しの食べ過ぎは大丈夫?塩分が多い?1日何個まで食べられるのかや健康のリスクを梅干し農家が徹底解説

熱中症予防の梅干しはいつ食べる?

熱中症予防で梅干しを食べるタイミングは、外出して汗を大量にかいた後や、一仕事終えたお昼の時間などが適しています。

梅干しに含まれるクエン酸には疲労回復効果もあるため、疲労を感じた時に食べるのもおすすめです。

熱中症予防には、朝食を食べて水分や栄養を蓄えておくことも大切です。

朝ごはんに梅干しとご飯を摂ることで、エネルギー源とミネラルが同時に摂取できます。

出典:厚生労働省あんぜんプロジェクト「熱中症を防ごう」

梅干しは熱中症に即効性がある?

梅干しが熱中症に即効性があるかは、熱中症が発生した条件にもよります。

熱中症が起こる条件は、大きく「環境」「体」「行動」の3つに分けられるのです。

環境の条件としては気温や湿度、日差しなどが、体の条件としては体質や持病、栄養状態などが、行動の条件としては運動や屋外作業、水分不足などが挙げられます。

熱中症になった時は、梅干しを食べるだけでなく、涼しい日陰に移動したり作業を中断したりすることも大切です。

ある実験では、「水」や「水+塩」を与えたラットよりも、「水+梅干し」を与えたラットの方が活動量が多く、活動量の回復がもっとも早いという結果が出ています。

和歌山県では、梅干しの熱中症予防への即効性を期待して、各所で梅干しを配布するなどのPR活動が進められています。

出典:環境省熱中症予防情報サイト「熱中症の予防方法と対処方法」

出典:読売新聞「海水浴場に並ぶ梅干し、小3「疲れた体に効く」…熱中症防止へ若手農家が試食勧める」

プラムレディの梅干しで、熱中症を予防しよう

梅干しには、熱中症予防に効果的な塩分やミネラル、疲労回復作用のあるクエン酸が豊富に含まれています。

春から夏にかけて熱中症が心配な方は、ぜひ梅干しを食べる習慣をつけてみてください。

通常の梅干しは酸っぱくて食べにくいという方は、甘いはちみつ梅やおやつ感覚で食べられる干し梅などがおすすめです。

熱中症対策では、塩分やミネラルと同時に水分補給も必須ですから、今回ご紹介した梅を使ったドリンクもお試しください。

プラムレディでは、熱中症対策に活用できる美味しい梅干しを幅広いラインナップで提供しております。

ご自宅用に、贈り物用に、プラムレディの梅干しをご利用ください。