梅干しでインフルエンザが予防できる!?効果やおすすめの食べ方・飲み方を紹介

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健康食品としても知られる梅干しに、「インフルエンザの予防効果がある」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

毎年、世界中で流行するインフルエンザは、例年12月から3月にピークを迎えます。インフルエンザに感染しないためにも、普段からインフルエンザの予防対策を考えている人は多いです。

結論から言うと、梅干しに含まれる成分にはインフルエンザ予防につながるものが多く含まれています。

本記事では、梅干しでインフルエンザ予防に最適な理由や梅干しに含まれるその他の効果、おすすめの食べ方・飲み方をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

梅流し

梅干しでインフルエンザ予防!

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症のことです。

発熱や頭痛、咳、鼻水など風邪に似た症状が特徴的ですが、風邪よりも症状が重くなりやすいため軽視できない疾患です。

梅干しに含まれる梅酢ポリフェノール(エポキシリオニレシノール)には、インフルエンザウイルスの感染力を抑える効果が期待できます。

梅酢ポリフェノールは和歌山県立医科大学が世界で初めて発見した物質です。

同医大の研究では、梅干しエキスがH1N1型のインフルエンザウイルス細胞の増殖を約90%抑えたことが明らかになっています。

梅干しでインフルエンザ予防するには、1日5粒程度食べるのが推奨されています。

出典:日本経済新聞「インフル抑制、梅干しに効果 和歌山県立医大が発見
出典:JA紀南「梅でインフルエンザを予防!

梅干しにはインフルエンザ予防以外の効果も

梅干しはインフルエンザウイルスの感染力を抑える効果がありますが、それ以外にもさまざまな効果が期待できます。

  • 風邪予防
  • 胃腸の健康維持
  • 骨の健康維持
  • 生活習慣病の予防
  • その他

梅干しの効果について以下で詳しく解説するので、参考にしてください。

風邪予防

梅干しはインフルエンザだけでなく、通常の風邪予防にもなります。

梅干しに含まれるクエン酸には、疲労回復効果や殺菌効果があるのです。

クエン酸には疲労の原因となる乳酸の生成を抑える働きがあるため、風邪予防に役立ちます。

また「免疫力の70%程度は腸にある」といわれるように、腸内環境が良好だと免疫機能も正常に働きます。免疫にかかわる白血球が体全体を巡るためには、血液の流れも重要です。

このように梅干しには、風邪の予防に効果的な成分が多く含まれています。

出典:鹿児島市「病気に負けない免疫づくり

胃腸の健康維持

梅干しに含まれるシリンガレシノール(梅リグナン)には、ヘリコバクター・ピロリ菌の活動を抑制する効果があります。

ヘリコバクター・ピロリ菌は胃炎や十二指腸潰瘍の原因菌で知られていますが、胃がんにも大きく関係している菌です。腸内環境を悪化させて健康にさまざまなデメリットを及ぼします。

梅干しを加熱して生まれるムメフラールには整腸作用があり、ヘリコバクター・ピロリ菌の活動を抑制することが可能です。

腸内環境を整えると、便通が良くなるだけでなく、栄養が皮膚まで送り届けられることで肌トラブル防止にもなります。

梅干しは、胃腸の健康が気になる方や便秘に悩む方、美容を気にする方にもおすすめです。

出典:JA紀州 みなべいなみ梅部会「梅の効能
出典:福岡大学「調査研究成果 ・ムメフラール分析

骨の健康維持

梅干しに含まれるクエン酸には、カルシウムの吸収を良くする効果があります。

カルシウムは現代の日本人に不足しやすい栄養素で、不足すると骨の老化や骨粗しょう症に繋がります。

クエン酸を含む梅干しと、カルシウムを含む食材を一緒に摂ることで、骨の健康維持が期待できるのです。

また、クエン酸は疲労の元になる乳酸を分解する働きがあるため、元気に活動するのにも役立ちます。

梅干しは、骨の健康維持に効果があるため、スポーツをする方・お年寄りの方にもおすすめの食品です。

出典:CiNii「梅に関する研究

生活習慣病の予防

梅干しは生活習慣病の予防にも役立ちます。

生活習慣病とは、食生活やストレス、運動、喫煙などの生活習慣が原因で起こる疾患の総称です。

がんや脳血管疾患、心疾患といった三大死因のほか、これらの疾患の危険因子となる動脈硬化症、糖尿病、高血圧症、脂質異常症なども生活習慣病に含まれます。

梅干しに含まれる梅酢ポリフェノールは、血圧上昇抑制や動脈硬化抑制、糖尿病予防、骨粗しょう症予防に効果的です。

出典:読売新聞「梅で高血圧・合併症を抑制、マウスの実験で効果を確認…宇都宮教授らチーム
出典:日本保健福祉学会誌「梅の機能的効能研究―伝承の実験的証明に端を発して

その他

これまで紹介した効果以外にも、梅干しにはさまざまな効果があります。

例えば、梅干しに含まれるカリウムは、体内の老廃物の排出を活発にしてくれます。ナトリウム(塩分)を排出する働きもあるため、むくみ予防に効果的です。

カリウムは、体液(通常は弱アルカリ性)が酸性に偏らないよう、㏗バランスを整えて全身の機能を維持するのにも役立ちます。

また、梅干しにはミネラルが豊富に含まれるため、熱中症予防にも最適です。

その他、梅干しにはさまざまな効果が期待できます。

  • 抗酸化作用により美肌になる
  • 抗菌作用により食中毒予防になる
  • 抗アレルギー作用で花粉症の症状が軽減される
  • 脂肪細胞に刺激を与えてダイエット効果が期待できる
  • 肝機能を向上させて二日酔いが軽減される
  • 唾液を分泌して食欲低下を防ぐ

「梅は三毒を断つ」という言葉があるように、梅干しは古くから民間療法に用いられてきました。

梅干しを食べる習慣をつけて、健康や美容に役立ててください。

出典:JA紀州 みなべいなみ梅部会「梅の効能
出典:和歌山県「和歌山県産 食材機能性ガイド(第三版)

インフルエンザ予防にはレンジで加熱した梅干しがおすすめ

梅干しをインフルエンザ予防に活用する場合は、加熱して食べるのがおすすめです。

なぜなら、殺菌作用や整腸作用、血流改善効果があるムメフラールは、加熱することで生成されるからです。

電子レンジで加熱、あるいはオーブンで焼いた梅干しは喉の痛みを緩和するのにも役立ちます。

インフルエンザ予防はもちろん、風邪予防や風邪を引いた時は、お湯に焼き梅干しを入れた「梅干し湯」を飲んでみてください。

身体が温まり、喉の痛みが楽になったり冷えが改善したりします。

また、焼き梅干しは、ダイエットや便秘解消、冷え・むくみ改善にも効果的です。

プラムレディでは、紀州産南高梅を一粒一粒焼き上げた紀州焼き梅干しを取り扱っています。興味がある方は、ぜひ試してください。

梅干し以外にもある!インフルエンザ予防におすすめの梅食品

梅食品というと梅干しがもっとも有名ですが、梅を使った加工品はほかにもあります。

ここでは、梅酢や梅エキスなど、インフルエンザ予防におすすめの梅食品をご紹介します。

具体的には以下の食品です。

  • 梅酢
  • 梅エキス

ぜひ自分に合った梅の食べ方を確認してください。

梅酢

梅酢とは、梅を塩漬けにした時に梅から出てくるエキスのことです。

梅干しの副産物と呼べるもので、漬けてから4日目くらいで上がってきます。

梅酢にもポリフェノールが含まれているため、インフルエンザ予防に効果的です。

梅酢ポリフェノールには、インフルエンザウイルスの増殖を抑え、消毒作用があることが研究でも分かっています。

さらに、梅酢は水で薄めて「うがい薬」として使うことも可能です。

梅酢を試したい方はプラムレディの梅酢を活用して、家族でインフルエンザ予防に役立ててください。

また、梅酢はお酢の代わりとして料理にも使いやすく、毎日の食事に取り入れられます。

初めて梅酢を使う方には、材料や作り方が簡単な梅酢ドリンクがおすすめです。

梅酢を使った料理レシピは、以下の記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。

参考:梅酢の使い方は?簡単・美味しいおすすめレシピと使用方法を紹介!

出典:JA紀南「梅酢にインフル抑制成分

梅エキス

梅エキスとは、青梅をペースト状に加工したものです。

梅干しや梅酢同様、梅エキスにもインフルエンザ予防の効果が期待できます。

ある研究では、梅エキスの抽出物には、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることが報告されています。

さらに、感染に関わるたんぱく質を阻害する作用があることも明らかにされているのです。

プラムレディでは、国内最高級梅ブランドの「紀州産南高梅」を使用した梅エキスをご購入いただけます。気になる方は、ぜひ試してください。

また、梅エキスはお湯や炭酸で割ってドリンクに使用できるなど、気軽にとりやすいのも魅力です。

ヨーグルトに混ぜる、ドレッシングに混ぜるなど料理の味付けにも活用できます。

梅エキスの効果やおすすめの飲むタイミングについては、以下の記事で紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。

参考:梅エキスを毎日飲むとどうなる?期待できる効果・おすすめのタイミングを紹介

出典:立教大学学術推進特別重点資金「大学院生研究2013年度研究成果報告書

プラムレディの梅干しでインフルエンザを予防しよう!

梅干しに含まれる梅酢ポリフェノールは、インフルエンザの感染力を抑えるのに効果的です。

ぜひ、皆さんも梅干しを食べたり梅酢・梅エキスを飲んだりして、インフルエンザの予防に役立ててください。

また、梅干しにもさまざまな種類があり、それぞれ味や塩分濃度に違いがあります。

昔ながらのしょっぱい梅干しは、塩分濃度が20%程度と高めです。塩分の摂り過ぎが気になる方は、減塩タイプの梅干しをお選びください。

プラムレディでは、素材の美味しさはそのままに、塩分控えめ(塩分10%)に仕上げた「あまちゃづる入みなべの梅」など、減塩タイプの梅干しを多数そろえております。

酸っぱい梅干しが苦手な方でも食べやすい、塩分7%のはちみつ梅もおすすめです。

ぜひプラムレディでお好みの梅干しを見つけて、梅干しを食べる習慣をつけてください。